山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

結審へ向けて(1)|上山市川口地区助成金裁判

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清掃工場の建設地である上山市川口地区へ支払われている助成金についての裁判(上山市川口地区助成金裁判)は来月予定の裁判で結審の予定です。
結審へ向けて、3年ほど続き複雑化したこの裁判のまとめを数回に分けておこないたいとおもいます。
1回目の今回は、これまでの経緯を時系列でみてみます。


清掃工場建設予定地である山形県上山市川口地区の地区会に対する不正な助成金の返還を求める住民訴訟
(事件名称:平成29年(行ウ)第8号 川口地区助成金公金差止等請求住民訴訟事件 )

平成29年(2017)07月18日~
第一審、山形地方裁判所(松下貴彦裁判長,貝原信行 裁判長)
原告:市民 
被告:山形広域環境事務組合管理者 佐藤孝弘
原告ら訴訟代理人梶山正三 弁護士(理学博士、ごみ弁連会長)、坂本博之弁護士(ごみ弁連事務局長)
被告訴訟代理人:内藤和暁 弁護士、古澤茂堂 弁護士、小野寺弘行 弁護士

この裁判で私たちが問題としている点:

清掃工場が建設された上山市川口地区は、世帯数62戸、人口232人の小さな集落です。この地区には、平成26年以降補助金が拠出されており、各種公共事業の他、25年間に渡り地区会に毎年300万円が給付されま す。熔融炉が稼働する4年前から給付が始まっていることもあり、守る会はこの目的が不適切であると申し立てています。

裁判日程:

平成29年07月18日 訴状提出
平成29年09月05日 第01回口頭弁論 (被告答弁書提出(2Pのみ))
平成29年11月28日 第01回弁論準備(被告:第1準備書面、乙1〜15号証提出)
平成30年02月28日 第02回弁論準備 (原告:第1準備書面、甲1〜17号証提出、被告:証拠説明書、乙11〜12の2号証提出)
平成30年05月29日 第02回口頭弁論 (被告:第2準備書面提出)
平成30年08月28日 第03回口頭弁論 (原告:第2準備書面、甲18〜21号証、証拠申出書提出)
(*4人の証人を申請)
平成30年08月29日 訴訟告知書
平成30年11月20日

第04回口頭弁論 (原告:甲22号証、意見陳述書、資料1〜7提出。組合側は予定していた書面の提出おこなわず。

平成31年02月12日 第05回口頭弁論 (被告:第3準備書面提出)
原告側:訴の変更申立書提出*原告は訴えの変更申し立てを行ったが手違いにより受理されず。次回までに正式な手続きの予定)

令和01年06月18日

第06回口頭弁論 → 突然裁判所より通知があり9/24に延期

令和01年09月24日

第06回口頭弁論 証人申請(平成30年8/28)の却下。

令和02年01月21日

第07回口頭弁論 (原告側:訴の変更申立書(2)、最終準備書面、証拠甲23~30号証)

令和02年04月01日

指定代理人選任届受理(中沢孝志→桜井武・庄司幸一)

令和02年04月21日

第08回口頭弁論 → 新型コロナウイルスの影響拡大により延期

令和02年07月28日

第08回口頭弁論 (原告側:訴えの変更申立書訂正申立書)

令和02年10月13日

第09回口頭弁論 結審の予定

次回からは、これまでの裁判で使用された準備書面を公開する予定でおります。

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