山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

山形広域環境事務組合に情報公開請求しましたが、またもや開示延長に

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 上山市の一般ごみ処理ガス化溶融炉(公称エネルギー回収施設)は、2018年8月 から試験焼却を始め、同年12月から本格稼働して2年経過しました。

 一般的にガス化溶融炉は、定期点検日を除いて連続運転することが基本ですが、 上山の施設は1号炉と2号炉が、両方共正常に運転した日が少ない状態です。これは通常あり得ないことだと思います。ガス化溶融炉を止めたり、稼働させたりすると余計な化学物質等が飛散するので、連続運転は大事なことです。

 これに関し11月9日に現地施設を訪問し、運転台帳の閲覧を求めましたが、求めるデータの一部しか閲覧できませんでした。これではどのように運転しているか分からないため、翌日11月10日に組合へ行き、下記3点について情報公開請求を行ないました。

 通常情報公開請求は、請求後開示まで2週間を限度として準備期間が設けられて いますが、今回は更に4週間延期との連絡がありました。しかし、今回請求しているデータは、溶融炉を稼働させている委託業者が保持するデジタルデータのコピー です。その一部は通常施設外部の電光掲示板に簡略にデジタル表示されています。 私たちが求めているのは、その元データですので、無い訳がありません。更にそれらの運転データは「廃棄物処理法施行規則第四条の五、六、七」に基づき、市民が 閲覧を求めた場合は、拒否せずに開示しなければならないものです。

 今回、11月10日に情報公開請求した内容に対し、期限である11月24日を3週間も延長し、開示を引き延ばすこことには納得しかねるものです。 この「公開決定等期間延長通知書」を公開致します。

※これまで守る会は8年に渡り、数多くの情報公開請求をして参りましたが、この施設の概要や稼働に関する数値等は黒塗り又は、非公開でした。施設の周辺住民は 毎日排ガスを見ながら不安を抱えて暮らしています。

 「安全・安心」を謳い、多額の税金を用いて建設、稼働している施設です。 であるならば公明正大に情報を開示すべきであると思います。

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