2016-01-01から1年間の記事一覧
* 2016-12-30の記事「控訴しました! 前川ダム東線道路改良工事公金支出差止請求住民訴訟 [前編] | 山形県上山市川口清掃工場問題」の続きです。 後編となる当記事では、今週の12月27日に仙台高裁に対し提出した「控訴理由書」を公開いたします。 この裁判…
国道13号線のかみのやま高架橋を越えて上山市道に入ると、突然道幅が狭くなり、カーブが続きます。市道は奥羽本線(山形新幹線)と一級河川前川に挟まれていますが、上山市は交通の利便性を図るため、ガス化溶融炉建設地までの一部区間の改良工事を行いました…
これまで山形県の環境と観光産業を守る会は、上山市川口に計画実行されている公称エネルギー回収施設(実質一般ごみ焼却施設)に関し異議を唱え、設置主体である山形広域環境事務組合、及び上山市(組合の構成員)、山形県を相手に刑事告発、住民監査請求、訴訟…
山形広域環境事務組合は、上山市川口の公称エネルギー回収施設敷地造成工事を、平成27年8月より開始しました。しかし守る会は、多くの理由からこの造成工事は不正として、支出した公金の返還を求めています。(これまでの経緯をご覧ください)。 まずこの敷地…
昨日の平成28年12月6日に山形地方裁判所において上山市川口の公称「エネルギー回収施設」敷地造成工事公金支出差し止めを求める裁判(住民訴訟弁論準備)が行われました。 この裁判(平成28年(行ウ)第1号 上山市清掃工場用地造成工事公金差止請求住民訴訟事…
守る会は、山形広域環境事務組合が進める上山市川口の公称「エネルギー回収施設」 敷地造成工事に対して工事の禁止を求め、とりあえず仮処分命令申し立てを山形地方裁判所に行いました。 その後に審尋を経て、山形地裁によりこの申し立てが却下されたため、…
守る会は9月12日、組合に対し「清掃工場本体基礎に関する書類」を情報公開請求致しましたが、公開期限である9月26日までに書類を受理することはできませんでした。その理由は以下の通りです。 「公開請求に係る行政文書に第三者に関する情報が記載されてい…
山形広域環境事務組合は、去る8月4日に安全祈願祭を行い、8月26日より清掃工場の建設予定地に資材等の搬入を開始しました。現在は敷地全周囲は塀で囲われ、掘削工事が始められています。 上山市道から見た敷地全体状況 敷地奥の本体建設エリアでは、掘…
山形広域環境事務組合が、上山市川口の造成地に公称「エネルギー回収施設」を設置しようとする際は、山形県に対し「設置届」を提出しなければなりません。この設置届がいつ山形県に提出されるか分からないため、守る会は平成27年12月10日に株式会社神鋼環境…
山形広域環境事務組合は、去る8月4日に造成された川口の敷地で「安全祈願祭」を行いました。その後、おそらく8月26日頃から資材の搬入が始まり、外構工事に着工したと思われます。 裁判は現在も5件継続されている状態で、来る9月13日(火)には敷地に…
※49号の続き ごみ弁連が 上山市川口の予定地等を視察しました 平成28年8月1日(月)午前中、ごみ弁連(たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会) は総会を行い、次年度の開催地を東京都に決 定致しました。今回の集会では、福島県由…
上山市でごみ弁連総会が開催されました ! 平成28年7月31日(日)から翌8月 1日(月)の2日間に渡り、山形県上山市に おいて おいて、ごみ弁連(たたかう住民とともに ゴミ問題の解決を目指す弁護士連絡会) の集会及び総会が開催されました。 昨年は、…
造成工事仮処分の組合答弁書に対し、守る会は準備書面を提出 *会報47号よりつづく 上山市川口に建設予定の公称「エネルギー回収施設」敷地造成工事に関する、仮処分命令 申立事件(平成27年(ヨ)第16号)は、平成28年5月23日付けの守る会弁護士による…
造成工事仮処分の即時抗告に対し 組合が答弁書を提出 上山市川口に建設予定の一般ごみ焼却施設(公称 エネルギー回収施設)敷地造成工事 差し止めを求める仮処分命令申立事件について、これまでの経緯 敷地造成工事期間は、平成27年の契約移行日から、平成2…
造成工事仮処分の決定に対し、即時抗告致しました 上山市川口に建設予定の一般ごみ焼却施設敷地造成工事差し止めを求める 仮処分命令申立事件について、平成28年5月12日付で、守る会の申し立ては山形地方裁判所により「却下」されました。それに対し守…
造成工事禁止の仮処分命令申立事件 却下 ! 上山市川口に建設予定されている一般ごみ焼却場の敷地造成工事は、 昨年8月中旬に着工されました。しかし、この造成工事には多くの問題点があるため、守る会は昨年10月28日付で、山形地方裁判所に「仮処分命令…
平成28年8月16日(火)午後に行われた住民訴訟についてご報告致します。 ■13:30~13:35 平成28年(行ウ)第1号 上山市清掃工場用地造成工事公金支出差止請求住民訴訟事件 〈概要〉 公称エネルギー回収施設を建設するための造成工事(平成28年5月31日…
これまで守る会は、公称エネルギー回収施設(川口)に関する架橋工事、敷地造成工事、上山市道工事等に関し、周辺の安全性に対する疑問を呈し、訴訟に至っております。 山形広域環境事務組合、上山市はこれらの工事に対し、「安全で信頼できる施設」と謳い、平…
平成28年8月4日14:00、上山市川口に建設予定の清掃工場に利用される溶融炉工場建設予定地において、山形広域環境事務組合主催の安全祈願祭が開催されました。 造成された敷地の中央部に設営 この安全祈願祭については、地元川口地区には連絡がなく、住民…
7月31日(日)、山形県上山市において「ごみ弁連」(たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす100人の弁護士の連絡会)集会が開催されました。上山市川口では現在、清掃工場で使用される流動床式ガス化溶融炉建設のための造成工事が終了した状態で、…
来る7月31日(日)~8月1日(月)の2日間に渡り、山形県上山市において「ごみ弁連総会」が行われます。全国から、あらゆるごみ(一般ごみ、産廃、核廃棄物等)について、その在り方を問うな話し合いが行われます。 31日(日)午後の集会は、ごみ処理に関する…
山形広域環境事務組合7月1日発行の公称川口「エネルギー回収施設」に関する「建設だより第2号」が発行になり、回覧板で地元住民にも広報されました。 これによると、敷地造成工事が5月末に完成し、8月初旬に安全祈願祭、9月から建設工事着手となってい…
敷地造成工事について 山形広域環境事務組合が計画する上山市川口の公称「エネルギー回収施設」敷地造成工事は「開発行為」に該当するため、山形県に対し許可を申請する必要はありません。 この敷地は一級河川に接しており、雨水や雑排水は新しく設置される…
山形広域環境事務組合が計画し、平成28年5月31日で終了した敷地造成工事は、工事の申請が必要なく、組合が独自で進めることができます。その工事を、組合は「道路土工」に基づいて計画しました。 しかし、敷地は閉鎖された空間で、道路に面しているわけ…
上山市川口に建設予定の一般ごみ焼却施設敷地造成工事差し止めを求める仮処分命令申立事件について、山形地方裁判所は平成28年5月12日付けで、守る会の申し立てを「却下」しました。 それに対し守る会は、5月23日付で仙台高等裁判所へ即時抗告状を提…
写真:忠川護岸のクラック 写真:忠川護岸のクラック 梅雨の季節に入り、豪雨も懸念される毎日です。山形市、上山市周辺ではまだ強い雨にはなっておりませんが、次第に雨脚が強くなり、もともと水に関する問題の多い造成地周辺が気になります。周りに暮らす…
来る7月31日(日)と8月1日(月)に、山形県上山市において ゴミ弁連総会が行われます。弁護士さんの総会ではありますが、 一般市民も参加し、話を聴くことができます。 7月31日13:00からの集会では、「ごみ」に関する講演や全国 の事例発表が行わ…
コンクリート強度に関する考察 平成28年4月26日、山形地方裁判所にて行われた裁判に提出した証拠書類として 提出した証拠書類を掲載致します。 架橋工事に関する土圧計算への反論 谷岡 康 博士(工):河川工学技術士:総合技術監理技術士:河川、砂防…
会報42号から続きます。 河川法から見た造成工事の問題点について(2) 3 現況護岸の老朽化 及び 負荷増加 3-1 忠川老朽化護岸 現在の忠川護岸には、クラック及び石灰剥離、鉄分錆流出が観られる。この状況から、当初の構造的強度を期待することは到底出来…
河川法から見た造成工事の問題点について(1) 平成27年4月26日に行われた3件の裁判は、造成地へ入るための架橋工事の是非と、造成工事そのものの差し止めを求める仮処分申し立てに関するものでした。 この3件の事件に共通する事項として「川」があり…