山形新聞 2017年9月6日 助成金差し止め請求 事務組合側争う構え 山形地裁 | 山形県上山市川口清掃工場問題
山形新聞 2017年9月6日 助成金差し止め請求 事務組合側争う構え 山形地裁
2016,17年に山形広域環境事務組合(管理者・佐藤孝弘山形市長)が上山市川口地区に交付した助成金は違法・不当な支出だとして、「山形県の環境と観光産業を守る会」のメンバーが公金差し止めなどを求めた第1回口頭弁論が5日、山形地裁であった。組合側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う構えを見せた。
組合側は答弁書で具体的な説明はせず、次回期日までに認否と反論を行う。訴状によると、同組合は同地区会に地区活動助成金(年間300万円)に加え各種土木建設事業の補助金を交付しているが、正当な理由がないとしている。
守る会は川口地区で進む新清掃工場(エネルギー回収施設)の建設に反対している。
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今後予定されている裁判:
平成29年11月 6日(月) 13:15-
山形県上山市川口清掃工場建設に関する裁判|平成28年(行ウ)第1号 上山市清掃工場用地造成工事公金支出差止請求住民訴訟事件
清掃工場(公称エネルギー回収施設)を建設するための造成工事(平成28年5月31日 工事終了)の建設計画や安全性などに多くの問題みられるため、すでに支出した公金の返還を求める訴訟です。守る会は、組合の監査委員に対し住民監査請求をおこないましたが、棄却されたため住民訴訟を提起しました。
平成29年11月28日(火) 15:00-
山形県上山市川口清掃工場建設に関する裁判|平成28年(ワ)第236号 一般廃棄物焼却施設建設禁止等請求事件
平成24年5月に突如山形県上山市川口地区に建設が決定した清掃工場(公称エネルギー回収施設:山形広域環境事務組合は清掃工場とよばずに「エネルギー回収施設」と呼んでいます)本体の建設中止、かつ建設後の操業禁止を求める訴訟です。川口地区決定に至るまで、平成11年に山形市志土田地区、13年に山形市蔵王半郷地区、18年に上山市柏木地区、22年に上山市大石陰地区と候補地を定めながらも住民の反対運動が激しく、4度に渡り計画を断念した経緯があり、5度目の今回では、あまりにも強引に決定されたため(地域住民にはほとんど清掃工場についての説明がないまま、きわめて短期間のうちに決まった)、この経過・結果に納得できない市民が住民訴訟を提起しました。
平成29年11月28日(火) 15:30-
山形県上山市川口清掃工場建設に関する裁判|平成29年(行ウ)第8号 川口地区助成金公金差止等請求住民訴訟事件
清掃工場建設予定地である山形県上山市川口地区の地区会に対する不正な助成金の受け渡しについてを問う裁判で、川口地区会に支払われた助成金の返還と今後支払われる予定の助成金の支払停止等を求めています。