エネルギー回収施設1号炉が故障し停止 山形、2号炉は運転継続 | 山形新聞
令和2年8月20日 山形新聞
山形広域環境事務組合は20日、山形市漆山のエネルギー回収施設(立谷川)1号炉で排ガスを出すための送風機のインバーター(電源制御機器)が18日に故障し、運転を停止していると発表した。2号炉は運転を継続しており、今月中のごみの受け入れに支障はない見込み。
同組合によると、同日午後4時ごろ、1号炉の送風が止まったため運転が停止した。メーカーの技術者が20日から詳しい原因を調べている。
同施設は2017年に運転を開始。山形、上山、山辺、中山の4市町の可燃ごみやプラスチックごみなどを処理している。1日の1炉当たりの処理能力は75トン。今月いっぱいはピットへの貯留が可能とみているが、運転再開が9月にずれ込む場合は、上山市のエネルギー回収施設(川口)にごみを移送するなどして対応する。
(柴崎愛)