山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

山形県上山市・清掃工場造成工事裁判の、最高裁からの決定通知が届きました

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昨年(2019年)11月に仙台高等裁判所で棄却された山形県上山市の清掃工場の造成工事に関する裁判で、この判決に納得できない守る会は最高裁判所に上告していましたが、この結果が先月に届きましたので公開いたします。

私たちも最高裁判所への上告ははじめてで勝手がまったくわかりませんが、これまでの地裁・高裁とはいろいろ違うようです。おそらく「判決」に相当するであろう、「決定通知」ではA4に6行程度で棄却の理由が説明されています。棄却の理由は、要約すれば「上告の条件にあきらかに該当していないため」とのことでした。

このように裁判では、「設計ミスが発覚した清掃工場の造成工事により発生した想定外の敷地からの大量排水が流れ込む川(元から氾濫が多い)の、下流域の水害被害を拡大させる危険性」が認められない結果となりました。しかし、実際の問題として清掃工場からの大量排水があり、排水先の河川についてほとんど考慮していない工事であることを専門家・(実質的に)設計者が認めていることを考えても、危険であることに変わりはありません。

私たちはこの下流域に住む住民として、これを見過ごすことはできません。裁判とは別の形で引き続き訴えていく所存です。

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