山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

山形新聞 2018年12月2日 新清掃工場 本格稼働 上山 山形広域組合が整備

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山形新聞 2018年12月2日 新清掃工場 本格稼働
上山 山形広域組合が整備

 山形広域環境事務組合(管理者・佐藤孝弘山形市長)が上山市川口に整備したごみ処理を行うエネルギー回収施設(川口)の竣工式が1日、現地で行われ、本格稼働を開始した。
 式には約100人が出席。佐藤市長が「循環型社会の実現に向け、住民に親しまれ、信頼される施設になるよう努める」と述べ、地元の横戸長兵衛上山市長が「長きにわたり安心安全な運営ができることを期待する」とあいさつした。テープカットして新清掃工場の完成を祝い、施設見学会も行われた。
 施設は山形市の半郷清掃工場の老朽化に伴い建設され、1日当たりの処理能力は150トンで、主に上山市南部と上山市のごみを回収する。ダイオキシンなどの有害物質の排出を抑制するなどの特徴を持つ流動床式ガス化溶融炉を採用した。焼却を通じた発電で施設の電力を賄い、売電も行い、焼却灰は高温で溶融して道路やコンクリートの材料として再資源化する。環境対策は法規制より厳しい基準で取り組み、敷地内に大型遊具や足湯を設けたほか、災害時の防災拠点としての機能も備えた。
 敷地面積は3万5885平方メートル、延べ床面積約9216平方メートル。鉄骨造りと一部鉄筋、鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上6階、地下2階建てで、神鋼・山形建設特定建設工事共同企業体が98億5127万円で設計、建設を請け負った。運営と維持管理はかみのやま環境サービスが担う。
(長瀬亮)

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