川口の造成地で掘削工事が始まりました!| 山形県上山市川口清掃工場問題
山形広域環境事務組合は、去る8月4日に安全祈願祭を行い、8月26日より清掃工場の建設予定地に資材等の搬入を開始しました。現在は敷地全周囲は塀で囲われ、掘削工事が始められています。
上山市道から見た敷地全体状況
敷地奥の本体建設エリアでは、掘削工事が行われているようです。
以上の経過から守る会は、9月12日、組合に対し新たに情報公開請求を行いました。請求の内容は掘削に必要な基礎の図面と、基礎数量表です。8月22日に山形県から公開された白塗りの図面からは、掘削の深さや、基礎の形状を知ることはできません。
折しも、東京都の豊洲市場では本体が完成してから、基礎に関する不明瞭な点が発覚し、問題となっております。基礎は本体を支える上で重要な役割を果たしますが、本体が建ってしまうと、地下の内部を調査することは、非常に困難です。まして、ガス化溶融炉工場は超高温を発する建物であり、各地で事故も起きています。住民が安全を確認したい気持ちは、当然のことと思います。
前回の図面に関する情報公開請求時には、「第三者に関する情報が含まれているため、公開できない」という理由で、一部公開の上、数値は白塗りでしたが、基礎に関してはプラントに関する企業秘密は含まれていないと、守る会は考えております。
9月12日に請求した情報については、通常2週間以内(9月26日)までに公開すべきですが、またも公開日延長という通知書が届きましたので、公開致します。プラントに関する図面ではなく、あくまで基礎のみに関する情報公開請求です。期限を延長する理由を理解す ることは、非常に困難です。図面も示さずに、掘削を続けるという ことでしょうか。
延長された10月6日までの公開日を待ちたいと思います。