山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

上山の清掃工場 監査請求を棄却 山形広域環境事務組合 山形新聞2015年12月29日

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上山の清掃工場 監査請求を棄却
山形広域環境事務組合

 山形広域環境事務組合監査委員は28日までに、同組合が上山市川口地区に建設予定のエネルギー回収施設(清掃工場)の敷地造成工事に関し、今後の支出の差し止めなどを求めた住民グループの住民監査請求を棄却した。

 請求したのは、同地区への清掃工場建設に反対する「山形県の環境と観光産業を守る会」(結城玲子代表)の会員17人。同会は造成工事の契約内容が不明確で無効であるなどと主張。10月29日付で請求書を提出し、受理されていた。同委員は「入札参加希望企業体の資格審査過程についての特段の指摘を行うような事項は見受けられなかった」とし、契約手続きについても不備はないため契約は有効であると判断した。通知は今月24日付。

 

関連の市道工事も
上山市監査委

 上山市監査委員は28日までに、上山市がことし6月に締結した市道・前川ダム東線道路改良工事契約で、通行権の侵害があるとして契約の無効などを求めた住民グループらの住民監査請求を棄却、却下した。

 工事は山形広域環境事務組合が上山市川口地区に建設予定のエネルギー回収施設(清掃工場)整備に関連した事業。請求したのは、同施設の建設に反対するグループ山形県の環境と観光産業を守る会」(結城玲子代表)の会員ら6人と法人1社。11月2日付で受理された。大型車などの通行に支障があり通行権が侵害されると主張、工事の入札に談合の疑いがあるとして落札業者らに対し損害賠償請求などの措置を講じるよう求めた。

 監査結果では、大型車と廃棄物運搬車の対向に請求者が主張するすれ違い困難は発生せず、談合については具体的証拠の提出がなく根拠がないと判断、契約に不当な点はないとした。今月25日付で通知した。

 結城代表は「結果は受け入れられるものではなく、住民訴訟を提起したい気持ちがある。清掃工場関連で継続している訴訟が数件あるので、今後については弁護士と相談して決めていきたい」と話した。

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