山形県の環境と観光産業を守る会

山形県上山市川口地区に建設予定の清掃工場(2018年12月から「エネルギー回収施設(川口)」として稼働開始)に関する詳細、および諸問題について

上山市清掃工場建設予定地周辺風景 (5) 2015年11月29日撮影

 

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昔から川口地区の物見山には、岩窟の観音様が祀られて います。山奥にある前川ダムは、「忠川池」という美しい池でした。そこから忠川という川が、里に流れていました。観音様はその美しい里を守って来たのです。

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いつの時代からこの観音様は祀られていたのでしょう。 石鳥居の横に、古い石碑が立っていますが、刻まれた文字を読むことは困難です。このすぐすぐ近くに、造成工事の重機が入り、土を掘り起こしています。

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鳥居で手を合わせ、苔むした石段を静かに上ると、正面に石の祠が祀られています。この静寂を破るようにこれから何年も工事は進むのでしょうか。

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この山は、山自体が岩山で、その中腹に観音様が刻まれたようです。そしてその傍には、仏さまが。
いわや観音は、上山三十三観音の六番目。そして上山三十三観音は、最上三十三観音の1つで、古くから信仰の対象です。
わざわざ何故このような場所を、ごみ焼却場の候補地に選んだのでしょうか。

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いにしえの人はこの石畳を歩き、観音様にお参りしたことでしょう。
石畳は工事で泥にみまれていました。経済優先ではなく、もっと人の心を大切にしたいものです。

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