05.周辺の歴史
上山市の里山を利用したウォーキングコースは、「クアオルト健康ウォーキング」と呼ばれ、気候性地形療法により健康増進に利用されています。 葉山温泉に近い「葉山コース」は花咲山を上るコースです。 温泉街から15分ほど上ると、パノラマの世界が広がり…
上山城は「月岡城」と呼ばれており、天文四年(1535)に築城されました。現在の上山城は近年建てられたもので、資料館 となっています。 月岡城の西、北部は武家屋敷となっており、現在も4軒の屋敷が残り、公開されています。(一軒のみ内部公開)上山市街地を…
齋藤茂吉の故郷「金瓶」より東の山へ進むと、見事な果樹地帯が広がっています。このあたりはかつて原野でしたが、江戸時代に開墾された土地です。その果樹畑の中を歩くと、一つの石碑に出会います。 これは、今から約二百数十年前にこの地で起こった百姓一揆…
ごみ焼却場予定地から上山市内に向かって歩くと、「金瓶」(かなかめ)という穏やかな村落に出ます。 この地区には須川という川が流れていて、河川改修もされていないため、自然な流れをたのしむことができます。雑木林の中を歩いて行くと、静かな民家の中に、…
最近、徐々に知られるようになってきた英国人旅行家イザベラ・バード 明治11年6月、英国人旅行家イザベラ・バードは横浜を出発し、 一人の通訳を共に馬の背に揺られて蝦夷を目指しました。女性がみ ちのくを旅したのは初めてと言われています。その道々バ…
物見山は清掃工場建設予定地の南側に隣接 上山市川口周辺の旧道(新道は国道13号線)は、羽州街道として知られる歴史の道です。また旧道沿いに展開される秋の風物詩「干し柿」は郷愁を誘う景観です。上山市では平成16年に全国街道交流会議の第3回「羽州…
上山市川口の堅磐橋と物見山 明治初期の初代県令三島通庸によって架けられた2連の石橋です。2連アーチ橋は近年数少ないものとなりました。里山を背景にした橋の景観は、高橋由一の石版画にも描かれています。 上山市指定文化財の堅磐橋 堅磐橋の袂にある案…
昔から川口地区の物見山には、岩窟の観音様が祀られて います。山奥にある前川ダムは、「忠川池」という美しい池でした。そこから忠川という川が、里に流れていました。観音様はその美しい里を守って来たのです。 いつの時代からこの観音様は祀られていたの…
清掃工場の建設予定地内には十数台の重機が入り、連日稼働しています。 重機そのものの重量と振動、土を締め固めるための加圧により、忠川の護岸壁にも余計な圧力が掛かっています。昭和57年頃の俊工時には、田畑を支えるだけで、計算されていなかった圧力…
高橋由一が描いた堅磐橋と川口村 2014年6月の堅磐橋景観 広域清掃工場完成予想図
写真:堅磐橋景観(2014.06) 上山市川口地区を奥羽本線(山形新幹線)の車窓から見ると、建設予定地はのどかな田園風景が広がっていました。このあたりは関ヶ原の戦いが行われた際に、慶長出羽合戦の古戦場となり、上杉軍と最上軍のせめぎ合いが行われまし…